ミライAI誕生秘話 – 挫折と挑戦が生んだ新たなミライ- | AI電話取次サービス│ローコストで手軽にはじめるAI電話│ミライAI

ミライAI誕生秘話 - 挫折と挑戦が生んだ新たなミライ-

公開日:2024/06/24 更新日:2024/06/24

2023年2月に正式サービスを開始した「ミライAI」。毎月10社を超える新規顧客を獲得し、現在は150社以上の事業者様にご利用いただいています。開発者インタビューの第一弾はエンジニアの一木有斗(香港出身、AI研究開発)に「ミライAI」の誕生秘話を聞きました。

ミライAIは自分の”子ども”のような存在

お客様が順調に増えていって、開発者としては本当に嬉しいですね。ミライAIは自分の子どものような存在です。もっと利用者が増えれば、社会をより良い方向に導けると確信しています。例えば、会社の受付業務で電話応対が煩わしいことはよくありますね。ミライAIを活用すれば、業務の効率化とコスト削減の両方が実現します。

最初のAIシステムは「2週間」で開発

当社はコールセンター向けのシステム開発を手掛けていましたが、あるお客様から「AIを使った発信機能が欲しい」いう依頼を受けました。当時はAIのノウハウに不慣れだったため、パートナーの大手企業と共同で開発を進めていました。
ところが、そのパートナーが撤退。お客様に迷惑をかけないよう、当社単独での開発に切り替えました。どうにか2週間で、Googleの音声認識APIを活用して試作を作り上げることができました。これが当社初となる自社開発のAIシステムです。連日夜遅くまで会社に残り、社長の鍾と二人三脚で作業した日々は今も鮮明に覚えています。

コロナ禍で、オフィス電話向けのAIに方向転換

この時開発したシステムは、残念ながらお客様の要望を完全に満たすことができず、実用化には至りませんでした。しかしながら、この挫折からAIに新たな可能性を見出し、新しい製品開発を目指すようになりました。特に発信業務から受信業務への方向転換は、コロナ禍がもたらした社会の変化に端を発しています。

当社は在宅勤務に取り組む中で、「会社にかけても誰も電話に出ない」「取次ぎで呼び出しても無反応」といった課題に直面しました。このような課題は他社でも共通している可能性が高いと考え、コールセンター向けから一般オフィス向けのAI開発に舵を切りました。これが現在のミライAIです。2022年にβ版、2023年に正式版をリリースし、現在もサービスを拡充しています。

認識率の向上が今後の課題

AIの音声認識率にはまだ満足していません。チームで協力して日々解決に向けて努力しています。7月からはシナリオを自由にカスタマイズできる機能も追加されます。ますますミライAIを使いやすくして、お客様のビジネスに貢献したいと思っています。

一木有斗 2019年㈱ソフツー入社 研究開発部所属

ミライAIについて詳しく知りたい方はこちら
https://www.miraiai.jp/